昨今は町のクリーニング店が減っているかわりに宅配クリーニングサービスが増えてきています。
宅配クリーニングはわざわざクリーニング店に衣類を持って行く必要もなく、自宅にいながら高品質なクリーニングに出せるというメリットのほか、半年から12か月ほど衣類の保管もおこなってくれるサービスも人気の理由です。
ここでは、そんな宅配クリーニングを利用する手順や注意点について解説していきます。
宅配クリーニングサービスの選び方
まずは宅配クリーニングサービスの選び方について解説します。
どこの宅配クリーニングを利用するかまだ決めていない人は参考にしてみてください。
\ おすすめ宅配クリーニング業者 /
商品 | 特徴 | 参考価格 |
---|---|---|
リネット | 最短2日でクリーニングをして自宅に届けてくれる「早さ」が特徴。急ぎの場合でも安心して利用することができます。 再仕上げが無料で、全品無料でシミ抜きも対応。独自で洗剤を開発し、抜群に汚れが落ちるような洗剤でしっかりときれいにクリーニングをすることをモットーとしています | ワイシャツ:440円~ シャツ:440円~ スーツ上下:1,800円~ セーター:700 円~ |
クリーニングパンダ | 他社では断られてしまう革製品やドレス、汚れでも幅広くクリーニングしてくれる 12カ月間無料で商品を防虫・防カビがされた環境で保管してくれる | スタンダード衣類詰め放題3~20点パック:9,130円~ デラックス衣類詰め放題3~20点パック:13,200円~ Yシャツ・シャツ単品:550円 ブラウス単品:1,210円 |
リナビス | 送料無料・保管無料・シミ抜き無料を含む6つのサービスが無料 創業から60年の歴史と、熟練職人が生み出す高品質な宅配クリーニングサービス | 3点コース 7,590円 1点あたり 2,530円 5点コース 9,450円 1点あたり 1,890円 10点コース 13,500円 1点あたり 1,390円 |
評判や口コミをチェック
まだ利用したことがない宅配クリーニングを利用する前には、評判や口コミをチェックしましょう。
先に口コミをチェックしておくことで、想定していなかったデメリットや注意点を把握できる可能性があります。
口コミを参考にする際はGoogleマップの口コミの他、信頼性のあるウェブサイトをチェックしましょう。
ウェブサイトによっては記事自体が広告となっている関係でデメリット面を伏せた口コミになっていることもあるので、その口コミが本当に信頼しても良い情報なのか根拠があるものだけ信じるように注意してください。
もう1点注意点としては、これまで当サイトが調査した感じだとクリーニングサービスの口コミは基本的に悪い口コミが多くなっている傾向にあります。
これはクリーニングサービスは服をキレイにするという期待値に対して、普通にキレイにするだけでは良い口コミが投稿されないといった特性があるためだと思われます。
なので、悪い口コミを多く見てもその情報を信用しきらなくても良いと思います。
対応可能商品をチェック
クリーニング業者によっては対応していない衣類もあるので、クリーニングしたい衣類が対応しているかを事前にチェックしておきましょう。
例えば、ダウンジャケットや革ジャンなどで、高級ブランドの衣類に関しても対応してくれないこともあります。
衣類の他、布団や靴、バッグなど布製品や革製品であればなんでも対応可能な業者もあるので、衣類だけじゃなくて小物もクリーニングに出したいという人はまとめて依頼してみるのもおすすめです。
宅配クリーニング業者は一般的なクリーニング店では対応してくれないような商品も対応してくれることも多いです。
注文タイプはパックか単品かをチェック
宅配クリーニング業者によって注文タイプが異なり、Tシャツ1枚から単品料金で注文できる場合と「〇枚までで〇円」といったパックで注文できる場合があります。
まとめて服をクリーニングに出したい場合はパックの方が料金的にお得になる場合がありますが、少数しか注文する予定がない場合は単品の方がお得になりやすいです。
ただ、パックの場合は送料無料になることが多いですが、単品の場合は送料がかかってしまうことで最終的な料金は割高になってしまいやすいです。
パックと単品両方の注文に対応している業者もあれば、パックだけや単品だけの業者もあるので総合的にお得になる業者を選びましょう。
料金をチェック
宅配クリーニング業者によって料金はバラバラです。
単純なクリーニング費用だけでなく、送料やオプション利用時にかかる費用などを含めた最終的にかかる料金をチェックしましょう。
しつこいシミや汚れを落としたり、毛玉を取ってもらうなどのオプションを利用した場合、無料で対応してくれる業者もいればオプション料金が追加で必要な場合があるので料金の安さで選んだはずの業者が、総合的に見れば高くついてしまうということがあるので注意しましょう。
オプションをチェック
対応している商品だけでなく、クリーニング業者が対応しているオプションもチェックしましょう。
オプションは、しみ抜き、汗抜き加工、ボタン取り付け、毛玉取り、消臭・抗菌効果付与、帯電防止加工(花粉・PM2.5)、再仕上げ、防虫・防カビカバー、汗抜き加工、カビ抜き加工、はっ水加工などなど、業者によって対応項目は様々です。
できれば単純にオプション名だけを信用せずに、何をどこまで対応してくれるかという詳細まで確認しましょう。
中には「消臭」を謳っていても普通のクリーニングと変わらないでしょってレベルのことがあります。この場合は、どのように特殊な洗剤を利用しているかなどの具体的な紹介をしている業者のサービスに期待するようにしましょう。
対応の速さをチェック
宅配クリーニングは郵送を2度挟むため、どうしてもキレイになった服が届くまでに時間がかかります。
それでも早く仕上げてくれると助かる場面はありますよね。
なるべく急いで対応して欲しい場合はクリーニング業者の公表している最短仕上げの日数を確認しましょう。
保管サービスの期間をチェック
宅配クリーニングは衣類を防虫・防臭しながら6か月~12か月保管してくれる、保管サービスがあります。
「冬物衣料はクローゼットの中でかさばるし、自宅だと防虫対策をしないといけないから面倒」という人が多く利用しているサービスです。
保管サービスは宅配クリーニングの業者によって期間が異なるため、クリーニングだけじゃなくて保管も考えている人は期間を事前に確認するようにしましょう。
できれば12か月まで対応しているサービスを利用したい人が多いでしょうが、大手でも最長6か月ということもあります。
宅配クリーニング利用の流れ
ここからは宅配クリーニングを利用する流れを解説していきます。
クリーニング業者によって多少流れは異なりますが、大筋の流れは同じです。
1.サイトから申し込み
宅配クリーニング業者のサイトから、クリーニングしたい商品(服の種類やパック)を選択して注文します。
この時点で有料オプションを追加できますが、染み抜きなどのオプションが必要かどうか業者が検品して決めてもらうことも可能です。
支払い方法は業者にもよりますが、クレジットカードやデビットカードなどがどこでも支払いに利用でき、コンビニ払いや代金引換にも対応している業者もあります。
2.集荷キットが届く
注文が完了すると集荷キットやクリーニング工事への着払い伝票が届きます。
集荷キットが有料の業者もありますが、その場合は自分で段ボールや袋を用意して送れば集荷キット代は無料で済みます。
集荷キットに衣類や布団などの布製品を詰めて、シミやほつれを直して欲しい場合は指示書に要望を記載します。
3.宅配業者に依頼する
集荷キットに商品を詰め終わったら宅配業者に集荷依頼を出して郵送しましょう。
集荷依頼の方法については注文時のメールや、集荷キットと一緒に同封されている資料に説明があります。
返送用の伝票は用意してもらえるものなので住所などは記載しなくてもOKです。
4.検品
クリーニング工場に郵送した衣類がつくと検品がおこなわれます。
検品後、最終的な料金が決定したお知らせメールが届きます。
※業者によってはクリーニング終了後に料金が決定することもあります。
5.クリーニング開始
検品後、クリーニングがおこなわれます。
クリーニングが完了した段階でもお知らせメールが届きます。
6.保管
注文時に衣類の保管を希望した場合はそのまま保管され、指定した日に送り返してもらえます。
7.自宅に届く
衣類の保管を希望していない場合、クリーニングされた衣類が自宅に届きます。
注意点
クリーニング対象品をチェック
事前にクリーニング業者が取り扱っているアイテムかどうか確認しましょう。
特殊な素材やデザインのアイテムは対応していない場合があります。
染みやダメージの確認
送る前に衣類の染みやダメージをチェックし、必要であれば事前に業者に相談しましょう。
また、取り扱い表示に従って適切なクリーニング方法を選ぶことが重要です。
保管期間に注意
宅配クリーニング業者によっては、クリーニング後の保管期間が設けられていることがあります。
期間を過ぎると追加料金が発生する場合があるため、受け取り日を把握しておくことが大切です。
返品期限やキャンセルポリシー
クリーニング業者によって返品期限やキャンセルポリシーが異なるため、契約時に確認しておきましょう。
保険・補償制度
万が一、クリーニング中に衣類が破損した場合、業者の保険・補償制度が適用されるかどうかを確認しておくと安心です。
送料・手数料
宅配クリーニング業者によっては、送料や手数料が別途かかることがあります。
料金体系を理解し、予算内で利用できるかどうかを確認しましょう。