
「Tシャツのたたみ方がわからない」「きれいにたたんでもすぐ崩れる」そんな悩みを抱えていませんか?実は、Tシャツは基本のコツさえつかめば、誰でも簡単にきれいにたためます!
クローゼットを開けたときに、まるでお店のように整然と並んだTシャツを見ると、毎日の服選びも楽しくなりますよね。
この記事では、初心者向けの基本のたたみ方から、5秒でたためる時短テクニック、シワにならないコツまで、衣料品のプロが徹底解説します。今日から実践できる方法ばかりですので、ぜひ参考にしてください!
たたみ方の基本は「四角く整える」こと
Tシャツをきれいにたたむための最大の秘訣は、最終的な形を「きれいな四角形(長方形)」にすることです!
どんなたたみ方であっても、最終形が四角く整っていれば、収納したときに見栄えがよく、スペースも無駄になりません。逆に、形がいびつだと、収納ケースの中で崩れやすくなったり、無駄な隙間ができたりしてしまいます。「なんとなくたたむ」のではなく、「四角を作る」という意識を持つだけで、仕上がりが劇的に変わりますよ。
Tシャツのサイズや形は様々ですが、この基本ルールさえ守れば、どんなTシャツでもきれいに収納できます。
初心者が失敗しやすい3つの理由
Tシャツがきれいにたためない原因の多くは、実はとても単純なことです。
- 平らな場所でたたんでいない:膝の上や柔らかいベッドの上では、正確に折り目をつけるのが難しくなります。
- シワを伸ばしていない:最初に手アイロンでシワを伸ばさないと、仕上がりがボコボコになってしまいます。
- 折り幅がバラバラ:毎回違う幅で折っていると、収納したときにサイズが揃わず、美しく見えません。
これらのポイントを意識するだけで、誰でも「たたみ上手」になれます!まずは机や床など、平らで硬い場所を確保することから始めましょう。
裏返して置くとたたみやすい理由
実は、Tシャツをたたむときは「背中側を表」にして置き始めるのがおすすめです。
多くのたたみ方では、背中側を上にして広げ、両サイドを内側に折っていくプロセスが基本となります。こうすることで、最終的に表に返したとき、襟元がきれいに見え、お店のようなディスプレイ風の仕上がりになります。また、プリントTシャツの場合、プリント面を内側に守ることができるので、プリント割れを防ぐ効果もあります。
「まずは裏返す(背中を上にする)」というステップを習慣にしてみてくださいね。
【基本】誰でもできる標準的なたたみ方
まずは、最も基本的で失敗の少ない「スタンダードなたたみ方」をご紹介します。この方法は丁寧に行うことで、誰でも確実にお店のような仕上がりになります。

手順1:Tシャツを裏返して平らに置く
まず、Tシャツの背中側が上になるように平らな場所に広げます。
このとき、手のひらを使って全体を軽く撫でるようにし、シワをしっかり伸ばしてください。この「手アイロン」のひと手間が、仕上がりの美しさを大きく左右します!特に襟元や裾のシワを伸ばしておくと、後の工程がスムーズになります。面倒くさがらずに、ササっと撫でてあげましょう。
手順2:左右を内側に折りたたむ
次に、Tシャツの肩幅の約4分の1を目安に、片側の脇を内側に折りたたみます。
このとき、折るラインが身頃(胴体部分)に対して垂直になるように意識してください。斜めに折ってしまうと、最終的な形が歪んでしまいます。片側を折ったら、反対側も同様に内側へ折りたたみます。これでTシャツ全体が細長い長方形の状態になります。
手順3:袖を斜めに折り返す
左右を折ったときに袖が外側にはみ出る場合は、袖を折り返して長方形の中に収めます。
半袖の場合は、袖の付け根から少し斜め下に向かって折り返すと、厚みが均一になりやすいです。長袖の場合は、袖を下に沿わせるように折り、さらに長い部分を折り上げて、身頃の幅の中にきれいに収まるように調整しましょう。袖がぐちゃぐちゃにならないよう、丁寧に整えるのがポイントです。
手順4:下から上に半分に折る
最後に、裾(下)を持って、襟元(上)に向かって半分に折り上げます。
収納スペースの高さに合わせて、さらに半分(合計で4つ折り)にしてもOKです。最後に表にひっくり返せば完成です!襟元がきれいに中央にきていれば大成功です。慣れれば1枚あたり10秒〜20秒程度でできるようになりますよ。最初はゆっくり丁寧に行ってみてください。
【時短】5秒でたためる魔法のテクニック
「忙しくて時間がない!」「大量の洗濯物を早く片付けたい!」という方におすすめなのが、通称「5秒たたみ」と呼ばれる裏技です。慣れれば本当に一瞬でたためます!
アパレル店員も使う3点つまみ法とは
この方法は、Tシャツの3つのポイント(点)をつまんで、クロスさせるだけで一気にたたむテクニックです。
最初は「どうなってるの?」と戸惑うかもしれませんが、一度コツをつかむと病みつきになる速さです。アパレルショップの店員さんが、セール時などに素早く商品を整理するときにも使われることがある実用的な技です。まるで手品のように見えるので、家族や友人に披露すると驚かれるかもしれませんね。
5秒たたみの手順を解説
具体的な手順は以下の通りです。

- Tシャツを表向き(前身頃が上)に置きます。
- 右手で「右肩の横(点A)」をつまみ、左手で「右肩から真っ直ぐ下に下ろした中心部分(点B)」をつまみます。
- 右手(点A)を持ったまま、左手(点B)の後ろを通して、「右裾(点C)」をつまみます。(右手でAとCを一緒に持つ状態)
- つまんだまま両手を持ち上げ、軽く振って形を整えます。
- 最後にたたまれた袖部分を机に当てて折り込めば完成!
最初は動画などを探して見ながら練習するのがおすすめです。「点A、B、Cをつまんで振るだけ!」と覚えましょう。
慣れるまでの練習のコツ
最初は手がこんがらがってしまいがちですが、諦めずに数回練習してみてください。
コツは、「思い切って素早く動かすこと」です。ゆっくりやると逆に形が崩れやすくなります。また、つまむ位置(特に点Bの位置)がズレるとバランスが悪くなるので、肩幅の延長線上を意識してつまむのがポイントです。いらないTシャツで5分ほど練習すれば、誰でもマスターできますよ!
シワにならないたたみ方のコツ
せっかくたたんで収納したのに、着るときに見たらシワだらけ…なんて経験はありませんか?ちょっとした工夫で、不快なたたみジワを防ぐことができます。
裾を少し折り返すワンポイント
Tシャツをたたむ際、最初に裾(下部分)を5cmほど裏側に折り返してからたたみ始めると、形が崩れにくくなります。

これは「ポケット折り」とも呼ばれるテクニックの応用で、最後に折り返した部分で全体を包むように固定できるため、収納中にバラバラになるのを防げます。服が崩れない=余計なシワがつかない、ということにつながります。特に滑りやすい素材のTシャツには効果的です!
素材別の注意点(コットン、ポリエステル、混紡)
素材によってシワのなりやすさは大きく異なります。
| 素材 | 特徴と対策 |
|---|---|
| コットン(綿)100% | シワになりやすい。たたむ際の手アイロンを念入りにし、重ねすぎないように収納しましょう。 |
| ポリエステル・化繊 | シワになりにくい。比較的雑にたたんでも復元しますが、滑りやすいので崩れ防止を意識。 |
| レーヨン・リネン | 非常にシワになりやすい。できればたたまずにハンガー収納がおすすめです。 |
お持ちのTシャツのタグを見て、素材に合わせた扱い方をすると長持ちしますよ。
シワになりやすい場所と対策
Tシャツで一番目立つシワは、胸元やお腹周りの横一直線の折り目です。
これを防ぐには、「折り目を強く押し付けない」ことが大切です。ビシッと仕上げたい気持ちはわかりますが、折り目をギュッギュッと手で押さえつけると、頑固なシワの原因になります。ふんわりと空気を含ませるようなイメージで優しくたたむのが、プロの技です。また、収納ケースに詰め込みすぎないことも重要です!
コンパクトに収納できる「ロール巻き」
旅行のパッキングや、収納スペースが極端に少ない場合に便利なのが、くるくると丸める「ロール巻き」です。驚くほどコンパクトになります!
旅行やスーツケースに最適な方法
ロール巻きの最大のメリットは、隙間に詰め込めることです。
スーツケースの隅っこや、靴の中など、ちょっとしたデッドスペースを活用できます。また、円筒形になるため、上から圧力がかかっても折り目がつきにくく、旅行先で広げたときに「変な場所に線が入っている」という事態を防げます。アウトドアやジム通いの着替え用としても最適ですね。
ロール巻きの手順
基本の手順は以下の通りです。

- Tシャツを広げ、裾を10cmほど裏側に折り返します(これが重要!)。
- 通常通り、左右を内側に折って細長い長方形にします。
- 襟元(上)から裾に向かって、きつめにくるくると巻いていきます。
- 巻き終わったら、最初に折り返しておいた裾の部分をひっくり返して、ロール全体にかぶせます。
最後の「かぶせる」工程をすることで、ゴムバンドなどがなくても勝手にほどけなくなります。これができると快感ですよ!
ロール巻きのメリットとデメリット
便利なロール巻きですが、デメリットもあります。
メリット:圧倒的に省スペース、崩れない、持ち運びに便利。
デメリット:巻く手間がかかる、長時間放置すると全体に細かいシワがつく可能性がある、絵柄が見えにくくなる。
普段使いのTシャツ全てをロール巻きにするのは大変かもしれませんが、シーズンオフの保管や旅行用など、用途を限定して使うのが賢い方法です。
立てて収納する「こんまり式」たたみ方
片づけコンサルタントの近藤麻理恵(こんまり)さんが提唱して世界的に有名になったのが、「立てて収納する」方法です。引き出しの中が一目瞭然になります!
引き出しが見やすくなる収納法
服を積み重ねて収納すると、下の服が見えず、取り出すときも雪崩が起きてしまいますよね。

「立てる収納」なら、引き出しを開けた瞬間にすべてのTシャツの背表紙(折り目)が見えるので、今日着たい服が1秒で見つかります。色別に並べたり、グラデーションにしたりすると、開けるたびにときめく美しいクローゼットになります。服選びのストレスが激減すること間違いなしです!
自立させるためのたたみ方のコツ
立てて収納するためには、Tシャツ単体で「自立」する強度が必要です。
ポイントは、たたむ工程の途中で「手で触って確認する」こと。たたんだTシャツを立ててみて、フニャッと倒れてしまうようなら、たたみ方が緩すぎるか、高さが合っていません。もう少しコンパクトに折るか、折り目の数を増やして厚みを出してみてください。「黄金の長方形」を作ることが自立への近道です。
最適な引き出しのサイズと配置
一般的なTシャツを立てて収納する場合、深さが15cm〜20cm程度の引き出しが最適です。
浅すぎる引き出しだと引っかかってしまい、深すぎる引き出しだと上がスカスカになって倒れやすくなります。もし引き出しが深すぎる場合は、仕切りケースやブックスタンドを使って支えを作ると良いでしょう。奥から「厚手→薄手」や「濃い色→薄い色」の順で並べると、見た目も美しく使いやすくなります。
収納場所別のしまい方のポイント
Tシャツをどこにしまうかによって、最適なたたみ方や収納方法は変わります。場所別のポイントを押さえましょう。
引き出しに収納する場合
引き出し収納の基本は、やはり「立てる収納」です。
前述の通り、上から見てすべての服が把握できるように並べます。詰め込みすぎは禁物で、指が一本入るくらいの余裕を持たせると、取り出しやすくシワにもなりません。「7〜8割収納」を目指しましょう。ギュウギュウに詰めると、せっかくきれいにたたんだTシャツが圧迫されてシワシワになってしまいます。
収納ボックスに入れる場合
棚の上などに置く布製やプラスチック製のボックスに入れる場合は、「何を優先するか」で決めます。
頻繁に出し入れするなら立てて収納が便利ですが、シーズンオフの保管用なら「平積み(重ねて収納)」の方がたくさん入ります。平積みにする場合は、重みで下の服が潰れないよう、重い素材(厚手の綿など)を下に、軽い素材(化繊など)を上に重ねるのが鉄則です。間に薄い紙などを挟むと湿気対策にもなりますよ。
クローゼットの棚に置く場合
お店のように棚に直接平積みして置く「オープン収納」は、おしゃれで選びやすいのが魅力です。
この場合のポイントは、「折り目を手前に向ける」こと。輪になっている部分を手前に向けて揃えると、見た目が非常に美しく整います。ただし、高く積み上げすぎると崩れやすいので、5〜6枚程度を上限にしましょう。見た目を重視するなら、色やサイズ感を厳密に揃えてたたむのがコツです。
たたむときによくある失敗と解決策
「どうしてもきれいにいかない…」という方のために、よくある失敗例とその解決策をまとめました。
袖がはみ出てしまう
たたんだ後にピロっと袖が出てくると、見た目が悪いですよね。
解決策:袖を折るタイミングを修正しましょう。身頃を内側に折った直後に、袖をしっかりと身頃の幅の内側に折り込んでください。特に袖が長いTシャツやオーバーサイズのTシャツの場合は、袖を「下へ折ってから上へ折り返す」など、二段階で折るとコンパクトに収まります。
きれいな四角にならない
仕上がりが台形やいびつな形になってしまう悩みです。
解決策:最初の「幅決め」が全てです。最初に左右を折る際、襟の端を目安にするなど、自分の中で基準点を作りましょう。また、厚紙やクリアファイルなどを背中に当てて、それに沿って折ると、誰でも完璧な四角形が作れます。慣れるまではガイドを使うのも賢い手ですよ!
たたんでもすぐ崩れる
持ち上げたとたんにバラバラになってしまうパターンです。
解決策:素材が滑りやすいか、たたみが緩すぎます。ポリエステルなどのツルツルした素材の場合は、裾を折り込んで固定する「ポケット折り」を試してみてください。また、たたむ回数を一回増やして、より小さく厚みを持たせることで安定感が増す場合もあります。
収納スペースに入らない
たたんだTシャツが大きすぎて、引き出しに収まらないケースです。
解決策:収納スペースの高さや奥行きを測り、それに合わせて「折り方」を変えましょう。例えば、通常は半分折り(2つ折り)のところを、3つ折りに変えるだけで高さが変わります。服に合わせるのではなく、収納場所に服を合わせる発想で、折り幅や回数を調整してみてください。
素材別・Tシャツの種類別たたみ方
Tシャツといっても種類は様々。それぞれの特徴に合わせたケアが必要です。
厚手のTシャツ(スウェット素材)
生地が分厚いTシャツは、小さくたたみすぎるとボリューミーになりすぎて収納場所を圧迫します。
無理に小さくせず、大きめにゆったりとたたむのが正解です。折り目を減らす(例えば3つ折りではなく2つ折りにする)ことで、厚みを抑えられます。引き出しに入らない場合は、ハンガーにかけるか、棚に平積みする方が向いているかもしれません。
薄手のTシャツ(カットソー)
テロテロした薄い素材は、自立しにくく扱いにくいのが難点です。
小さくたたんでコンパクトにするのがおすすめです。生地が薄い分、折り回数を増やしても厚みが出にくいので、小さく丸めたり、四角く折り込んだりして、収納ボックス内で倒れないように工夫しましょう。ブックスタンドなどで挟んで支えるのも有効です。
ロングTシャツ
丈が長いロングTシャツは、普通にたたむと裾が余ってしまいます。
最初に裾部分を大きく折り上げて、普通のTシャツと同じくらいの丈にしてから、基本のたたみ方をスタートさせましょう。こうすることで、最終的な仕上がりサイズを他のTシャツと揃えることができます。収納したときにサイズが揃っていると気持ちがいいですよ!
プリントTシャツの注意点
お気に入りのプリントTシャツは、プリント部分を傷めないことが最優先です。
必ず「プリント部分を折らない」ように意識してください。プリントの上から折り目をつけて強く圧迫すると、プリントが割れたり剥がれたりする原因になります。プリントの大きさに合わせて折り幅を調整するか、プリント面が内側にくるようにふんわりとたたむのが長持ちの秘訣です。
Tシャツ収納に便利なアイテム
最後に、もっと楽に、きれいに収納するための便利グッズをご紹介します。100円ショップで手に入るものも多いですよ!
たたみボード(クリアファイルで代用可)
「洋服たたみボード」という専用アイテムを使うと、パタパタと板を倒すだけでお店のような均一な仕上がりになります。
わざわざ買わなくても、A4サイズのクリアファイルや厚紙で代用可能です。Tシャツの背中中央に置いて、それに沿って折るだけで、毎回全く同じ幅でたたむことができます。不器用さんには最強の味方です!
収納ボックスの選び方
引き出しの中に入れるインナーボックス(仕切りケース)は、不織布製などの柔らかい素材がおすすめです。
プラスチック製の硬いボックスも良いですが、布製なら多少Tシャツが増えても柔軟に対応できます。また、Tシャツのサイズに合った幅のものを選ぶことが重要です。隙間ができすぎると服が倒れてしまいます。
仕切り板の活用法
引き出しの中を区切る「可動式仕切り板」は、立てる収納のマストアイテムです。
服の量に合わせて仕切りの位置を変えられるので、洗濯中の服が多くて引き出しがスカスカな時でも、残ったTシャツが倒れるのを防いでくれます。100円ショップでも様々なサイズのものが売られているので、ぜひ活用してみてください。
まとめ:Tシャツはたたみ方次第で収納が変わる
たかがTシャツのたたみ方、されどたたみ方。少しく工夫するだけで、クローゼットの使いやすさは劇的に変わります。
今回ご紹介した方法をすべて覚える必要はありません。まずは「基本のたたみ方」をマスターして、慣れてきたら「時短テク」や「ロール巻き」など、自分のライフスタイルや収納場所に合った方法を取り入れてみてください。
きれいにたたまれたTシャツが並んでいると、毎朝の服選びが楽しくなり、一日を気持ちよくスタートできます。ぜひ今日から、Tシャツたたみを楽しんでみてくださいね!

