
「お気に入りのブラウスをたたんで収納したら、いざ着るときにシワだらけでガッカリ…」なんて経験はありませんか?デリケートな素材が多いブラウスは、たたみ方ひとつで寿命や着心地が大きく変わります。
この記事では、衣料品のプロが教える「シワにならない正しいブラウスのたたみ方」を徹底解説します!基本の手順から、シルクやシフォンなどの素材別テクニック、フリル付きのデザインまで網羅していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
ブラウスのたたみ方の基本は「丁寧さとシワ防止」
ブラウスをきれいに保つための最大のポイントは、たたむ際の「丁寧さ」と、徹底した「シワ防止」の意識を持つことです。
ブラウスはTシャツやスウェットと違い、ポリエステル、シルク、レーヨンといった薄手で滑りやすい素材や、綿のようなシワになりやすい素材で作られていることが多いです。そのため、雑にたたんでしまうと、折り目がくっきりと残ったり、変な場所にシワが入ったりしてしまいます。一度ついた頑固なシワは、着る前のアイロンがけという余計な手間を増やしてしまう原因にもなりますよね。
まずたたむ前に、平らで広いスペースを確保しましょう。ベッドの上やカーペットの上ではなく、硬いテーブルの上で行うのがベストです。そして、ブラウスの熱や湿気を完全に取り除くことも重要です。着用直後やアイロンがけ直後の温かい状態でたたむと、湿気がこもってシワの原因になります。少しの間ハンガーにかけて「粗熱」を取ってからたたみ始めるのがプロの技です!
【基本】シワを防ぐブラウスのたたみ方(手順)
基本的なブラウスのたたみ方をマスターすれば、どんなデザインのシャツにも応用できます。ポイントは「四角く整える」ことです!
ボタンを留めて裏返す理由
まず最初に、すべてのボタンを留めてから裏返して置きます。これは絶対に省略してはいけない手順です!ボタンを留めることで、ブラウスの形が固定され、たたんでいる最中に生地がズレるのを防げます。特に第一ボタンと一番下のボタンは必ず留めましょう。裏返す理由は、表側に折り目がつくのを防ぐためと、背中側を中心にして左右対称にたたみやすくするためです。面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間が仕上がりの美しさを決めます。
袖の折り方のポイント
袖の折り方は、シワを作らないための最重要ポイントです。身頃(胴体の部分)の幅に合わせて袖を折り返す際、縫い目に沿って素直に折るのがコツです。無理に引っ張ったり、変な角度で折ったりすると、脇の部分に変なシワが入ってしまいます。長袖の場合は、袖口が裾からはみ出さないように、さらに折り返すか、袖山に沿って下に流すように配置します。袖の中に空気を含ませるようなイメージで、ふんわりと折るのが理想的です。
三つ折りの方法
最後に、裾の方から襟に向かって三つ折りにします。二つ折りだと丈が長すぎて収納しにくく、四つ折りだと厚みが出すぎて折り目が増えてしまいます。三つ折りが最もバランスが良く、引き出しにも収まりやすいサイズになります。裾を持って、背中の真ん中あたりまで折り上げ、その上から襟側をかぶせるように畳みます。これで、お店に並んでいるようなきれいな四角形の完成です!
【実践ステップ】基本のブラウスのたたみ方
- ブラウスのボタンを全て留め、背中を上にして平らな場所に置く。
- 手で軽くシワを伸ばし、形を整える。
- 左側の脇部分から、背中の中心に向かって縦に折る(袖の付け根あたりが目安)。
- 折った袖を、さらに袖の付け根から折り返し、身頃の上に重ねる(長袖の場合は袖口を下へ折る)。
- 右側も同様に、背中の中心に向かって折り、袖を処理する(これで細長い長方形になります)。
- 裾の部分を持って、全体の3分の1ほど上に折り上げる。
- 残りの襟側を上から折り重ねて、全体を四角形に整える。
デリケート素材別のたたみ方のコツ
ブラウスは素材によって扱い方が全く異なります。素材に合わせたたたみ方をしないと、生地を傷めてしまう可能性があります。
シルクブラウスの扱い方
シルク(絹)は非常にデリケートで、摩擦や折り目に弱い素材です。きつくたたむと繊維が折れてしまい、光沢が失われることがあります。シルクブラウスをたたむ際は、折り目に薄い紙(不織布や和紙)を挟むのがおすすめです。クッション材の役割を果たし、鋭い折り目がつくのを防いでくれます。また、防虫剤を直接触れさせないように注意しましょう。高級なブラウスほど、優しく扱う必要がありますね。
シフォンブラウスの注意点
シフォン素材は薄くて柔らかく、すぐに形が崩れてしまうのが難点です。たたんでもツルツルと滑って崩れてしまい、気づいたらぐちゃぐちゃ…なんてことも。シフォンブラウスは、あまり細かくたたまず、ふんわりと大きめにたたむのがコツです。収納する際も、他の服の下敷きにならないように、一番上に置くか、専用の収納ケースに入れましょう。滑り止めの役割も兼ねて、間にタオルや紙を挟むのも効果的です!
サテン素材のたたみ方
サテンは表面の滑らかさと光沢が特徴ですが、折りジワがつくと目立ちやすい素材です。基本のたたみ方で問題ありませんが、折り目は「手で押さえつけない」ことが鉄則です。ピシッとさせようとして手でプレスすると、テカリやシワの原因になります。空気を含ませるように優しくたたみ、収納時もギュウギュウに詰め込まないように余裕を持たせましょう。
| 素材 | 特徴 | たたみ方のコツ・注意点 |
|---|---|---|
| シルク | 摩擦に弱くデリケート | 折り目に薄紙を挟む。防虫剤が直接触れないようにする。 |
| シフォン | 滑りやすく形崩れしやすい | 大きめにふんわりたたむ。滑り止めの紙や布を挟むと良い。 |
| サテン | 折りジワが目立つ | 折り目を手でプレスしない。詰め込みすぎず余裕を持って収納。 |
| 麻(リネン) | 非常にシワになりやすい | 可能ならハンガー推奨。たたむ場合は折り目を最小限にする。 |
フリルやレースがついたブラウスの正しいたたみ方
デザイン性の高いブラウスは、飾り部分を潰さないようにたたむのが最大のポイントです。せっかくの可愛いデザインが台無しにならないように工夫しましょう。
フリルがついているブラウスの場合、フリル部分は「内側に折り込む」のが基本です。外側に出しておくと、他の服と擦れたり、引き出しの開け閉めで引っかかったりして傷む原因になります。たたむ際は、フリルを手のひらで優しく整えてから、身頃の内側(体に近い方)に入れ込むようにしてたたみます。特に襟元や袖口のフリルは潰れやすいので、ふんわりと重ねることを意識してくださいね!
レース素材の部分は、爪やささくれで引っ掛けないように最新の注意が必要です。レース部分が直接他の衣類や金具に触れないように、内側にくるようにたたむのが安全です。もしレースが全体に使われている総レースのブラウスなら、たたんだ後に薄い布や不織布で包んでから収納すると安心です。大切なブラウスを守るためには、ちょっとした「過保護」くらいがちょうど良いですよ。
ブラウスをシワにしないための重要なポイント
たたみ方そのものだけでなく、たたむ前後のちょっとした工夫でシワのつき方は劇的に変わります。
アイロン後の冷却時間
アイロンをかけた直後のブラウスは、生地が温かく湿気を含んでいます。この状態でたたんでしまうと、折り目が蒸気でセットされてしまい、頑固なシワとして残ってしまいます。アイロン後は必ずハンガーにかけて、最低でも30分〜1時間ほど放置し、熱と湿気を完全に飛ばしてください。「冷ます」工程は、料理だけでなく洋服のケアでも大切なのです!
たたむ前の形の整え方
たたみ始める前に、手アイロン(手で生地を撫でてシワを伸ばすこと)をしっかり行いましょう。生地が重なっている部分や、脇の下、袖口などがくしゃっとなったまま折ってしまうと、そのままシワになります。平らな場所に置いたら、まずは全体をパンパンと軽く叩き、手のひらでサーッと撫でて細かいシワを伸ばします。この下準備をするだけで、仕上がりの美しさが格段にアップしますよ。
薄紙や布を挟む方法
アパレルショップで新品のシャツを買うと、間に薄い紙やプラスチックの板が挟まっていますよね。あれは型崩れとシワ防止のために非常に理にかなっています。家庭でも、習字紙やコピー用紙、薄手のタオルなどを芯にしてたたむと、折り目が緩やかになり、シワがつきにくくなります。特に長期間保管する場合や、旅行で持ち運ぶ際にはぜひ取り入れたいテクニックです。
ハンガー収納とたたみ収納の使い分け
すべてのブラウスをたたむ必要があるわけではありません。素材や頻度によって、ハンガーとたたみを使い分けるのが賢い収納術です。
基本的に、シワになりやすい素材や、型崩れさせたくない立体的なデザインのブラウスはハンガー収納が向いています。一方、ニット素材や伸縮性のある素材、長期間着ないオフシーズンのブラウスは、重みで伸びるのを防ぐためにたたみ収納が適しています。クローゼットのスペースには限りがありますから、上手に使い分けて効率よく収納しましょう。
| 収納方法 | メリット | デメリット | 向いているブラウス |
|---|---|---|---|
| ハンガー収納 | シワになりにくい すぐ取り出して着られる | 場所を取る 肩に跡がつくことがある | よく着る服、綿・麻素材 ジャケット風ブラウス |
| たたみ収納 | コンパクトに収まる 生地が伸びない | 折りジワがつく 手間がかかる | オフシーズンの服 ニット・ジャージー素材 |
【旅行用】コンパクトなブラウスのたたみ方
旅行や出張のパッキングでは、「シワ防止」と「省スペース」の両立が求められます。普段とは違うたたみ方で乗り切りましょう!
おすすめなのは「クリアファイル」を使ったたたみ方です。A4サイズのクリアファイルを背中に当てて、それに沿ってたたむだけで、誰でも均一なサイズできれいにたためます。クリアファイルごとたたんでそのままスーツケースに入れれば、型崩れ防止の芯材としても機能します。ホテルに着いたらファイルを引き抜くだけなので簡単です。ビジネスマンの出張にもぴったりの裏技ですね!
もう一つの方法は「ロール巻き」です。Tシャツだけでなく、柔らかい素材のブラウスなら丸めて収納するのもアリです。袖を内側に折って細長い状態にしたら、裾からくるくると優しく巻いていきます。折り目がつかないので、意外とシワになりにくいんです。ただし、きつく巻きすぎないように注意してください。スーツケースの隙間を埋めるように配置できるので、スペースの節約にもなりますよ。
たたんだブラウスの正しい収納方法
きれいにたたんだ後は、収納方法にも気を配りましょう。詰め込みすぎはシワの最大の原因です!
引き出しに収納する場合は、「立てる収納」がおすすめです。本棚の本のように、たたんだブラウスを縦に並べて収納します。こうすることで、上からの重みがかからないためシワになりにくく、何がどこにあるか一目瞭然になります。積み重ねて収納すると、下の方にあるブラウスが重みでペチャンコになり、取り出すときにも雪崩が起きてしまいます。立てる収納なら、サッと取り出せてストレスフリーです。
また、湿気対策も忘れずに。クローゼットやタンスの引き出しは湿気がこもりやすく、カビや黄ばみの原因になります。たたんだブラウスの間に除湿剤を入れたり、定期的に引き出しを開けて空気を入れ替えたりしましょう。特に衣替えで長期保管する前には、一度洗濯して汚れをしっかり落としておくことも大切です。見えない汚れが時間の経過とともに変色してしまいますからね。
よくある失敗とその対策
「気をつけてたたんだはずなのに、なぜかシワシワ…」そんな失敗には必ず理由があります。よくある原因と対策を知っておきましょう。
シワだらけになる原因
最大の原因は「収納スペースへの詰め込みすぎ」です。どんなにきれいにたたんでも、ギュウギュウに押し込んでしまえば元も子もありません。収納量は「8割」を目安にし、服と服の間に手がすっと入るくらいの余裕を持たせましょう。対策としては、着ない服を処分してスペースを空けるか、ハンガー収納と併用して分散させることが有効です。
型崩れする理由
たたみ方が雑で、左右非対称になっていると型崩れの原因になります。中心線がずれていると、変な方向に引っ張られた状態で保管されることになります。対策は、最初にボタンをしっかり留めて、背中の中心を意識して折ること。また、襟を潰してしまうのもよくある失敗です。襟の中に丸めた靴下やストッキングを入れておくと、襟の形をキープできますよ。
変色や臭いがつく問題
これは「洗濯不足」や「収納環境」が原因です。一度しか着ていないからといって洗わずにしまうと、皮脂汚れが酸化して黄ばみになります。対策は、しまう前に必ず洗濯かクリーニングをすること。防虫剤の臭いがつくのが嫌な場合は、無臭タイプの防虫剤を選ぶか、収納場所に重曹などの消臭剤を置いておくと良いでしょう。
ブラウス収納に便利なアイテム
便利なアイテムを活用すれば、収納の悩みはもっと簡単に解決できます。100円ショップで手に入るものも多いですよ!
まずは「不織布の収納ケース」。通気性が良く、ホコリから守ってくれるので、長期保管に最適です。次に「仕切り板」や「ブックエンド」。引き出しの中でブラウスを立てて収納する際に、倒れてくるのを防いでくれます。種類ごとにエリアを分けられるので、見た目もスッキリします。また、型崩れ防止のための「襟キーパー(カラーキーパー)」も便利です。プラスチック製の薄い板で、襟の中に差し込んで使います。これがあるだけで、お店のようなピシッとした襟を保てます。
身近なものでは「コピー用紙」や「習字紙」も立派な収納グッズです。たたむ際に間に挟むだけで湿気を吸ってくれ、折りジワ防止になります。特別な道具を買わなくても、家にあるもので工夫できるのが楽しいところですね。
まとめ
ブラウスのたたみ方は、単に小さくすることではなく、「次着るときに気持ちよく着られる状態を保つこと」が目的です。少しの手間をかけるだけで、アイロンがけの苦労から解放され、お気に入りのブラウスを長く愛用できるようになります。
- 基本は丁寧に四角くたたむこと。ボタン留めと裏返しは必須!
- 素材に合わせてたたみ方を変える(シルクは優しく、シフォンはふんわり)。
- フリルやレースは内側に折り込み、デザインを守る。
- 収納は詰め込まず「8割」をキープし、立てて収納するのがベスト。
最初は時間がかかるかもしれませんが、慣れれば数秒できれいにたためるようになります。今日から早速、クローゼットの中のブラウスたちを整理整頓してみませんか?きれいなブラウスに袖を通せば、一日を晴れやかな気分でスタートできるはずです!
